公開日:2026年3月4日
JNTO発表の外客数からみる考察(2026年1月実績)
JNTO2026年の1月分実績を添付の通りまとめました。加工しやすいようエクセルシートを添付しております。ご活用ください。
1.国別順位
1月単月で10万人を超えた主要市場は以下の通りです。韓国、台湾を筆頭に欧米豪や東南アジアが力強く牽引しています。
1 韓国 121.6%
2 台湾 117.0%
3 中国 39.3%
4 米国 113.8%
5 香港 82.1%
6 豪州 114.6%
7 タイ 118.9%
合計 95.1%
2.中国について
中国市場は前年比39.3%と大幅な減少となりました。JNTOの公式発表では「春節休暇の時期が2月にずれたこと(カレンダー要因)」が挙げられていますが、それ以上に政治的情勢不安や社会経済状況の変化が色濃く反映されていると考えられます。
3.新たなチャンス
中国市場の減少を補うように、17の国・エリアで1月としての過去最高値を更新しました。
過去最高を記録した主な国々:
タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、メキシコ、英・仏・独・伊・西、ロシア、北欧、中東
ネクスト10万人市場:
特にマレーシア、インドネシア、フィリピンの3か国は、単月10万人突破が目前に迫っています。
【総括】
今回のデータからは、特定の国に依存せず、世界中からバランスよく集客できている「インバウンドの多極化」が鮮明になりました。中国市場の減速を、他の中堅市場や欧米豪市場がしっかりとカバーしており、観光業界全体としてはむしろリスク分散が進んだ非常に健全な状況と言えます。