JNTO2025年の1年分実績を添付の通りまとめました。加工しやすいようエクセルシートを添付しております。ご活用ください。

1.全体数値
  ・年計42,683,600人 対前年比115.8%、対2019年比133.9%
  ・上半期:対前年比121.0%、対2019年比129.4%
  ・下半期:対前年比110.9%、対2019年比138.8%
  ・四半期別:対前年比 1Q・123.1%、2Q・119.0%、3Q・111.4%、4Q・110.4%
→3Qと4Qの差が近似値であることから、中国からの訪日客減少が全体に及ぼす影響は軽微であったと考えられる。
→11月に予想した40,000,000人から大幅に増加した。

2.国別順位 *年計で100万人を超えた地域
  1 韓国 9,459,600
  2 中国 9,096,300
  3 台湾 6,763,400
  4 米国 3,306,800
  5 香港 2,517,300
  6 タイ 1,233,100
  7 豪州 1,058,300 *初の100万人越え
  
3.注目の中国について、
  ・年計 9,096,300人 対前年比107.3%、対2019年比169.4%
  ・11月単月 対前年比103.0%、対2019年比74.9%
  ・12月単月 対前年比54.7%、対2019年比46.5%
  ・四半期別:対前年比 1Q・178.1%、2Q・134.9%、3Q・127.3%、4Q・92.8%
→12月単月は半分程度に落ちたが、11月は該当期間が約半月ということもあり、影響は軽微であった。

4.12月単月で特筆すべき動き(増加)があった。
  ・シンガポール:140,600人 対前年比103.2%、対2019年比140.1%
  ・フィリピン:115,600人 対前年比106.5%、対2019年比141.8%
  ・豪州:121,300人 対前年比107.8%、対2019年比167.0%→この上記3国は、いずれも単月初の10万人を超えた。
  ・台湾(対前年11月111.1%→12月119.8%)、香港(対前年11月91.4%→12月101.9%)も、前月を大きく上回った。
   →特に伸び悩みを見せていた香港において、100%を超えたのは1月、4月、12月の3か月に留まった。
  *中国からの訪日客減少を、これらの国が下支えした格好になった。
 
以上の推移を総合的に判断すると、中国市場の影響は軽微に留まったといえる。
以前より注目していた、年間100万人規模への到達が見込まれるシンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、豪州、カナダ、英国、フランス、ドイツなどの諸国が、中国市場の減少を補う形で伸長した。なかでも豪州は、年間100万人を突破するに至っている。
こうした多角化により、インバウンド需要の「裾野」が着実に拡大した。中国客の集中が緩和されたことで、客室供給の平準化が進んだ(宿泊施設の予約状況が改善された)可能性も考えられる。