観光スポット
常滑市
INAXライブミュージアム
企画展「帝国ホテル煉瓦製作所― フランク・ロイド・ライトのデザインに挑んだ常滑の職人 ―」
(いなっくすらいぶみゅーじあむ
きかくてん「ていこくほてるれんがせいさくしょ ふらんく・ろいど・らいとのでざいんにいどんだとこなめのしょくにん」)
開催日 : 2023年10月21日 ~ 2024年05月14日
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アメリカの建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の代表作の一つとして知られる帝国ホテル旧本館(ライト館)は、大谷石とやきものによる建築素材で覆われていました。使われたやきものの数は400万個以上。設計にあたり、ライトは帝国ホテル側にさまざまな要求をしたといわれています。焼き上がりは赤でなく黄色であること、煉瓦表面に入れる縦の溝が綺麗に揃っていること、複雑な形状のテラコッタをつくること……。
膨大な数と高度な造形の要求に挑み応えたのが、愛知県常滑の職人たちです。
六古窯に名を連ねる常滑は、良質な土や海に面した地の利を活かし、平安末期からやきものづくりが発展してきました。その環境に加え、ライトが望んだ色合いに焼きあがる粘土が知多半島で採れたことから、1917-21(大正6-10)年、帝国ホテル旧本館の煉瓦とテラコッタを製作するためだけに、直営工場「帝国ホテル煉瓦製作所」が常滑に設けられます。職人たちは研究と試作を重ねながら、高い品質でやきもの製の建材の生産に応えました。ライトの理想を具現化した煉瓦やテラコッタで彩られた帝国ホテルは、1923年に落成。名建築としてその美しさを国内外に誇ったのです※。
竣工から100年目を迎えた今年、ライトのデザインに挑んだ常滑の職人とその技に光を当ててご紹介します。
※ 帝国ホテル旧本館は1967(昭和42)年、設備の老朽化などから解体されましたが、その玄関部分は博物館明治村(愛知県犬山市)で復元され、食堂の柱の一部(所蔵:博物館明治村)は当館「建築陶器のはじまり館」でも常設展示されています。
Outline
イベントの概要
開催日 | 2023年10月21日(土)~2024年5月14日(火) |
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開催時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
開催場所 | INAXライブミュージアム「窯のある広場・資料館」2階 |
所在地 | 〒479-0823 常滑市奥栄町1-130 |
料金 | 共通入館料にて観覧可 【一般】700円 【高・大学生】500円 【小中学生】250円 【70歳以上】600円 【障がい者】無料 |
トイレ | 有り |
お問い合わせ | 0569-34-8282 |
定休日 | 毎週水曜日(祝日の場合開館) |
駐車場 | 無料(普通車80台/バス5台) |
関連サイト |
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Access
アクセス方法
電車でのアクセス
- 名鉄「名古屋」駅から、「常滑」駅で知多バスに乗換え、「INAXライブミュージアム前」バス停下車。徒歩2分
お車でのアクセス
- ◎知多横断道路「常滑IC」より約7分
◎知多半島道路「半田IC」より約15分